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 スピードバルブ
 SPEED VALVE    シリンダー前進スピード増速バルブ


既存の油圧回路に取り付け、シリンダー前進時にロッド側の油を
ヘッド側に循環させることによりヘッド側の圧油流量を増大させ、
シリンダー前進スピードを速め、サイクルタイムの短縮、ポンプの
小型化、省エネルギーを可能とします

モデル
SVA-50 (オートマチックタイプ)  ポンプ流量   50LPM
(写真)

SV-40 (スタンダードタイプ)    ポンプ流量   40LPM

オートマチックタイプ(SVA)は内部にチェック弁とパイロットオペレートチェック弁を
組み込み、シリンダー前進時に増速するとともに、ストローク端で負荷を受けたとき
ポンプ圧に加圧します。(早送り+加圧)

スタンダードタイプ(SV)はシリンダー前進時に増速した後、ストローク端でロッド側
からの圧力を受けるので加圧力はポンプ圧より小さくなります。(早送りのみ)




SVA-50 (オートマチックタイプ)の作動回路図


増速+加圧

内部にチェック弁とパイロットオペレート
チェック弁を持ち、シリンダーが増速、前進
するとロッド側からの油はパイロットオペレート
チェック弁を通ってタンクに開放され、ポンプ圧
に加圧されます

 SV-40(スタンダードタイプ)の作動回路図


増速

シリンダーが増速モードで前進した後、
ポンプ圧力が、ヘッド側及びロッド側両方に
かかるため、ロッドの加圧力(FA-FB)は
ポンプ圧より小さくなります。

(前進スピードのみ必要時に適しています)


 作動のしくみ (オートマチックタイプ)


図1、シリンダー前進

方向切換弁が前進位置で、パイロット圧に
よりスピードバルブが図1の位置に切り替え
られ、ポート2-3がつながりB側シリンダーの
油は内部チェックバルブを通ってA側に流れ
ポンプ油量に加わりシリンダー前進速度が
速められます。

ロッドが負荷を受けるとA側に圧が立ち、
パイロットチェック弁を開き、B側の油を
タンクに戻し、シリンダーはポンプ設定圧の
推力に加圧されます



図2、シリンダー後退

方向切換弁が後退に切り替えられると、
B側シリンダーはポート1-2を通って
ポンプにつながり、シリンダーは後退します。

   SVA-50 仕様                   寸法図


入力ポンプ
流量
最小5LPM
最大50LPM
入力ポンプ圧 最小 2MPa
最大35MPa
接続ポート径 G3/8"
重量 3.0 kg

   SV-40 仕様                   寸法図


入力ポンプ
流量
最小5LPM
最大40LPM
入力ポンプ圧 最小 2MPa
最大35MPa
接続ポート径 G3/8"
重量 1.5 kg


 増速グラフ (SVA-50)

作動テストでの増速カーブ

テスト条件

シリンダー径    80mm
     ロッド径       50mm    
ストローク     800mm
ポンプ流量     20LPM

 増速グラフ (シリンダ‐前進時)



  
使用例 シリンダー内径80mm ロッド径50mm
        ストローク800mm ポンプ流量20L/min

    1.スピードバルブなしの場合

    VA =  (80/2)2 x π x 800 = 4,019,200mm3
       =  
4.02L
            サイクルタイム (4.02/20) x 60 sec = 12 sec

  2.スピードバルブ付きの場合

    Vrod = (50/2)2 x π x 800 = 1,570,000mm3
       = 
1.57L
    
サイクルタイム (1.57L/20L) x 60sec = 4.7 sec

     
増速率 12-4.7sec = 7.3sec (60%)

   (上記計算は配管内の圧力損失、シリンダー内の
   抵抗等のデータを入れない理論値に基いています)

       

 スピードバルブ2台並列取付け図



ポンプ流量がスピードバルブの最大入力流量を
超える場合、図のように2台を並列に取付ます。
この場合、2台のスピードバルブは出来るだけ近い
位置に取付てください。
またポンプから2台のスピードバルブのポート3への
配管は出来るだけ均等に接続し、油が等分に分流
されるようにしてください。




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